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2016年10月16日 (日)

藤圭子劇場

昨日、久しぶりの東京出張の折、空いた時間で訪れた浅草の喫茶店で何気に見ていたスポーツ新聞のとある広告に目が留まりました。

6枚組CD-BOX「藤圭子劇場」

というもの

通販企画によくあるベスト盤CDの焼き直しかなあと思ってたんですが、よくよく見ると、なんと藤圭子さんが残した次の4枚のコンサート実況録音盤、


「歌いつがれて25年/藤圭子演歌を歌う」
1970年10月渋谷公会堂


「藤圭子リサイタル」
1971年7月サンケイホール


「聞いて下さい私の人生/藤圭子リサイタル」
1976年9月新宿コマ劇場


「さよなら藤圭子」
1979年12月新宿コマ劇場

以上、4作品を司会進行なども含めた実況録音の内容をリマスタリングし初CD化、またこちらも初CD化の「刃傷松の廊下」含む元RCAディレクター榎本襄氏選曲によるスタジオ録音8曲、豪華ブックレット付、通販限定の6枚組CD-BOXというかなり画期的な企画で正直驚きました。

圭子さんのスタジオ録音の楽曲も素晴らしいのですが、繊細でいてかつ時に攻撃的、迷いなく放つ歌声の驚くほどの思い切りのよさ、胸の内にある感性を自らの体と声でもって表現される「間」、八代亜紀さんはそれを「わびさび」と言いましたが、欧米では「ブルース」などと言われる圭子さんの感性はスタジオ録音よりコンサートの実況録音での方が圧倒的に伝わるものがあると個人的には思っております。

SONY MUSIC SHOPや新聞広告など通信販売でのみ購入可能の限定品、

明日、平成28年10月17日より出荷開始とのことです。


昨日はそんな新聞広告を目にした後、喫茶店を出て、浅草散策を続けていると「マルベル堂」に辿り着きました。約20年前、数年間過ごした東京を引き払い地元に帰郷する直前、藤圭子さんのプロマイドを買うために訪れた思い出の場所です。

当時は店の前にこんな立派なアーケードもなかったような気もするし、観光客もこんなにいなかったように思います。そこに住む人や暮らした人の感性や記憶を置いてけぼりにオリンピックに向け刻々と、そして無慈悲に東京の町は変化しておりますが、時代の変化を乗り越えた歌は時代の空気の記録し、人の感性や息遣いをアウトプットしてくれるものだと思います。

今回のCD-BOXが届いたら、チャプター再生なんて使わず、「歌いつがれて25年/藤圭子演歌を歌う」からじっくりと通しで聴いてみたいと思っています。

Dsc_0588

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