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2013年8月30日 (金)

歌の魂

世界中で最も歌われているであろう曲のひとつ

フランクシナトラ
エルビスプレスリーなど偉大なるシンガーに歌われ

また逆にシドヴィシャスには
投げ捨てるように歌われた

たまにはカラオケで酔客による
聞くに耐えないこの歌を耳にすることもある

幾度と耳にしてきて
改めて聞こうとも思えないこの曲であるが
藤圭子さんが歌うこの曲をこの1週間の間、何度聞いただろうか

空を切り裂き、宇宙の果て
次元の向こうにまで届きそうな歌声

これこそ歌の魂というものなのでしょう

2013年8月22日 (木)

さよならの歌

いまからもう20年近く前になるのだろうか
私が20代半ばの頃
友人に割引券があるからと川崎のストリップ劇場に誘われた。
その日の夜場末の焼き鳥屋で飲んでいたときテレビから流れていた歌

年端もいかない若く可愛らしい少女が
その容姿に似合わぬ声とうらむような目で歌うその姿と唄声に
心をわしづかみされた

バイトしながら競馬の予想に明け暮れ
週末はレース、普段はゲームにテレビにと何も目標もない生活をしていた頃
時代に全くそぐわない藤圭子の歌が私の心に鳴り続けた

CD全盛の頃であったにかかわらず
安いレコードプレーヤーを買い
蒲田にあった中古レコード屋にかけこみ
藤圭子のLPレコードを買った

それからずっといまにいたるまで
藤圭子の曲を歌を間違いなく私の一部と言って言い程に聴いた

ある日飲み屋で「藤圭子はブルースだ」と話してたら
となりにいた酔客に「それこそ、"ばかだなあ"だな」
と言われたことがある

藤圭子は誰がなんといおうと稀代のブルースシンガーだと私は思う

声を伸びやかに伸ばし

震わせ

唸り

空気を操り

そして私や聴く者の心を鷲掴みにしたそのブルース

少しでも多くの
この国に暮らし
この国の言葉を話す人たちに
感じてもらいたいと切に願う

藤圭子という人生を
命の限りに生きたと
私は信じております

あの歌と同じように
笑顔と笑顔でお別れということにならなかったのは残念ですが

藤圭子さん

安らかに
安らかにお眠りください

藤圭子オンライン管理者
Binitam

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