追悼:忌野清志郎氏
ちょっと遅れての弔意ですが
先日日本ロックの先駆者であった
忌野清志郎氏がお亡くなりになりました
特にRCとか清志郎のファンということはありませんでしたが
日本のロックを聴いてきて
RCとか清志郎を通過しないことはまず有り無いことでした。
RC以前と以後に
日本のロックの歴史は変わってくると
そう思います。
そのような歴史的背景を抜きにしても
清志郎氏のポップアーティストとしての
感性は聞くものに訴えかける何かを有していたと
そう思います。
特に名曲の誉れ高い
「スローバラード」
この曲で歌われるのは
ほんの数行の事実のみです。
市営グラウンドの駐車場
多分おんぼろの小さい車のなかで
恋人かただの友人かわからないですが「あの娘」と歌われる人と
毛布にくるまって
手をつないで寝ていたときに
カーラジオから偶然「スローバラード」が流れてくる。
それがこの曲の最大のハイライトであるが
主人公は
電撃に似た
なんとも形容しがたい感情を
その瞬間感じる。
そのしがない男の
胸の内を知ってか知らずか
「あの娘」は
なにかぼそっと寝言をささやく…
その寝言もどんな内容だったかよくわからないが
聞いた主人公は
周囲の様子とは裏腹な幸福感を
全身に感じている…
夜露に包まれた二人だけの世界に
最高の演出をしてくれた「スローバラード」と
そしてその時この瞬間に
ありったけの愛をこめて
要するにこのような歌なのだが
余計なことが一切歌われておらず
状況の余計な説明もない
この歌に歌われた状況をさらに掘り下げるのは
この曲を聴く人の経験や感性、その時の感情に
委ねられ、
その感動はその人その人により
更に深められるだけの「幅」というのか
「間(ま)」
ともいうべきものが、この曲にも当然存在しているし
すべての優れたポピュラー音楽には
それが感覚的に存在していると
そう感じる
この曲を一番良く聴いていた20代前半は
親に買ってもらった中古のミラージュに乗って
暇をもてあましてうろうろするような毎日の中、
「あの娘」と
目的地もなく
夜通しドライブしたり
それこそ車の中で寝たりもした
こんな日々が永遠に続くわけが
ないことは感じてはいたが
その悪い予感のかけらもないフリをして
その「夢」を
私も見ていた
この「スローバラード」という曲は
間違いなく
私が知りえる中で
最もロマンチックな曲のひとつです
ご冥福をお祈りいたします


考えてみると、うちらが聞いているヒーローの人たちって短命な人が多いよな・・・
自殺、他殺、事故死、病死、自業自得の自堕落な生活・・・
好きなことして飯が食えるなんてとっても羨ましいけど、その代りの代償として命を削ってるのかもな
自由奔放な生き方って実は命を代償に、命を削りながらの時を過ごしているのかも・・・
寿命とは反比例することが多いね。
投稿: みちろー | 2009年5月11日 (月) 00時34分
まあロックスターなんて
堅気の社会に馴染めない
アウトローだからね
ビックならいいけど
中途半端に売れてしまって
先も見えないし
戻ることもできないしっていう
ミュージシャン
今頃結構いると思うよ
投稿: binitam | 2009年5月12日 (火) 16時47分